全ブログ記事中 第6話 (実践経験談)
副業・起業 3 拡大編-------------------------------------------------------
2実践編 からの続きです。
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-------------------------------------------------------------3 拡大編
その後、お客様が増えて来た頃から、当初とは想定外の展開になって
来ました。個人とは違い、法人のお客様が出て来たことです。
業界2位の会社の副社長さんから、PC操作の個人指導を依頼されました。
ITバブル時代、多くの会社がITの導入を積極的にしましたが、人的対応面
では、上層部に行くほど立ち遅れていました。
部下にその都度訊くわけにも行かず、大量のIT難民が出現していました。
業者から指導員を派遣して貰うところも有るでしょうが、顧客情報の管理
などの都合上、全くの部外者な私に依頼が来た訳です。
会社の休業日である土曜日に、会社を開けて頂いて出張指導をしました。
報酬は、言い値で良いとの事でしたが、価格表を公開していたので、その
価格で見積もりしました。
ここからは、逆にお客様から業務を育てて頂く立場になりました。
先ず価格設定の安さを指摘され、原価計算や稼働率から価格を決定する
よう指導されました。
営業から叩き上げで副社長になったその方から、薄利多売で利益が上がる
職種ではないと指摘され、価格改定を指導されました。
当初は、リタイアされた高齢者を対象に考えておりましたので、頼みやすい
価格を心がけましたが、それではレベル向上に投資する資金が無いことを
問題視されました。
有益な顧客を持ち、維持して行くことは、重要な事なのでその為の投資が
出来ないと発展は無いと言われました。
支払いも基本的に前金で頂く事にもして、仕入れに関する負担の軽減にも
努めました。
また、時間制だけでやっていた料金体系を基本料金+時間制にして、成功
報酬制から拘束時間制に変えました。
指導に成果が現れなくても、修理の成功がしなくても、拘束された時間を
料金として最初に説明してから作業開始とするスタイルです。
そのような事を副社長さんから学び、唯でさえ個人的に親しくなり易い
お客様との関係をビジネスライクに出来るまでになりました。
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その後は、家族経営の会社や個人商店など、IT化が遅れた為に仕入れや
契約会社などのオンライン化が出来ない、小さな法人のお客様が増えて
行きました。
優良な顧客様は、たとえ転勤されてもご贔屓にして頂き、PCも宅急便
などでやり取りしながら修理対応しました。
遠くに出張することも有り、海外まで行くこともありました。コストが多く
掛かっても、私にお願いしたいとおっしゃいます。
そんなお客様の子供家族や、孫家族からも依頼が来るようにもなり
ました。
ここまで来て、副業と言えども既に何とか食べれ行けるまでになって、
さてこのまま続けていくか、本業に回帰するか迷うようになりました。
大きな理由は、優良な顧客が多くなっては来ましたが、手間が掛かる
上に利益にあまりならないお客様も増えて来たことです。
とにかく安くしてくれ・なんでも至急、私を最優先に・支払いは、先々に
まとめて・支払いが少ないが、掛けに変えてくれ・夜中や元旦でも明日
までに何とか、などなど手間を考えると利益の出ないお客様も増えた
からです。
中には、便利屋さん代わりに呼び付ける方もいらして困ります。そんな
方ほど支払いが遅く、資金繰りに影響します。
個人経営の規模ままでは、先々対応出来なくなると考え、ここで本業に
回帰して、優良なお客様だけで副業に徹する判断をしました。
(資金力の有る方だと、別の判断をされると思いますが、私はこれ以上の
事業拡大を望みませんでした。)
(続く)
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